一般入園について
社会的に在宅の難しい子どもたちや、小児科・小児整形外科の疾患や手術、
運動発達訓練などで治療を要する子どもたちを対象としています。
教育を受けられる環境で、小児科医、整形外科医、泌尿器科医、歯科医が
連携したチーム医療を行っています。
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主な疾患名
脳性麻痺・てんかん/外傷後遺症など脳原性麻痺性疾患を主とした先天性股関節脱臼・先天性内反足、先天性疾患、軟骨無形成症・骨形成不全、骨代謝疾患、二分脊椎・筋ジストロフィー、筋・神経原性疾患さらにペルテス病、脚不均等症、脊椎側弯症、小児整形外科疾患など多様な疾患に対して治療を行っています。
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医療体制
上記の病気のみならず、社会的に在宅医療の難しい子どもたちに対しても、小児整形外科医を中心に小児科・泌尿器科・歯科・リハビリテーション科などが連携し、総合的なチーム医療体制を整えて対応しています。
教育の受けられる環境で、訓練・装具などの保存治療・手術治療など、短期/長期入院にかかわらず療育を提供しています。 -
看護体制
人生のなかで最も身体的にも精神的にも成長する時期のお子さま達です。本来なら家族に育まれつつ、家族という小集団から大集団の生活へと徐々に移っていく時期に、長期間家族と離れて生活を送ることを十分考慮し、愛情を持って接すると同時に一人ひとりの園児の家庭背景や障がいの把握に努めるように職員一同努力しています。
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保護者の方へ
看護師がそれぞれの園児を受け持つ制度を強め、入園時にご提供いただいた家族からの情報を基に、少しでも家庭に近い環境づくりをするよう努めています。
また、電話や面会時にお子さまの状態や生活状況をご提供すると同時に、ご家族の希望されることや不安に思われていることなども聴かせて頂いています。家族と園の職員がお互いに情報を共有することで安心感を持っていただけるように心がけています。
病室に小児らしい雰囲気の飾りつけを行なっています。
入園中のご希望や、ご不安などございましたら、どうぞ気軽にご相談ください。 -
育成について
幼児保育
就学前の児童に対しては午前中に1時間の自由保育と専任保育士による設定保育を行い、午後からは個別保育を実施しております。
学校教育
感覚遊び・散歩・音楽リズム・製作・運動遊びなどの活動を通し、幼児期の発達援助を積極的に行うとともに、施設生活における精神的負担の軽減を図っています。
また、経験の幅を広げることを目的に、園外保育・遠足やスポーツ交流センターのプール使用、アリーナでのスポーツ指導員によるスポーツ体験等も定期的に行っています。
地元保育所との交流保育も定着してきました。義務教育及び高等部の教育を希望する園児に対しては、併設の県立西条特別支援学校に通学してもらっています。
自治会活動
学校とは、ケース会議や日々の話し合いにより学習・生活等の情報交換を行っています。
また、園独自でも自主学習について取り組んでいます。学齢児を中心に自治会を組織し、日常生活での朝会・夕食後のお知らせ会や図書室の管理等を行う他、月末に皆で話し合う機会を持ち、毎月の目標決めと反省・園への要望の取りまとめ等を行っています。
長期入園児の余暇活動
また、園行事の計画・準備・進行・反省等を園児主体で行い、自主性・社会性・協調性の育成に努めています。中高生の長期入園児を対象に、社会経験の幅を広げることを目的に、近隣の店に外出し、外食や買い物等を行っています。
園児相互や職員との信頼関係を深め、将来の不安や悩みを共有する良い機会と捉えています。
またスポーツ交流センターのスポーツ指導員の協力を得て、障害者スポーツを経験するとともに余暇の充実にも配慮しております。