小児整形外科、障害児整形外科、成人脳性麻痺外科
当リハセンターの前身である若草園の時期より、広島県下唯一の小児整形外科専門病院として、多様な疾患に対し保存的、手術的、そして総合的な治療を行っています。
また、障害者(児)へ一貫した医療を提供するため、2002年より成人脳性麻痺外来を開設し、18歳以上の脳性麻痺患者さんに対して小児期とは違った治療を、生涯にわたって提供しています。
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小児整形外科、障害児整形外科
主には、脳性麻痺、てんかん/外傷後遺症などの脳原性麻痺性疾患。
先天性股関節脱臼、先天性内反足、染色体異常症などの先天性疾患。
軟骨無形成症、骨形成不全など骨代謝疾患。
二分脊椎、筋ジストロフィーなど筋・神経原性疾患。
さらにペルテス病、脚不均等症、脊椎側弯症、小児整形外科疾患などです。
また他県の小児整形外科医とも連携し、情報を交換しながら、常に県の最高水準の小児整形外科医療を提供できるよう、知識、手術手技の研鑽を積んでいます。
また、乳幼児期からの運動発達の遅れなどにも対応できるようにしています。 -
成人脳性麻痺外来
障害者(児)へ一貫した医療を提供するため、2002年より成人脳性麻痺外来を開設し、18歳以上の脳性麻痺患者さんに対して小児期とは違った治療を、生涯にわたって提供しています。
年齢が増すとともに筋緊張の変化が生じたり、成長期にはなかった症状が発現したり、今までできていたことが難しくなったり、さらに精神的な症状も発現することもあります。
このような変化を二次障害と呼び、一人ひとり症状も違うため、それぞれに合った治療方法を考えていきます。
また、脳性麻痺ドックと称し入院して治療を行うこともあります。 -
ボツリヌス毒素治療外来
脳性麻痺をはじめ痙縮と言われる筋緊張が強い症状に対して、ボツリヌス毒素を利用した治療方法があります。どの患者さんにも利用できる治療方法ではありませんが、治療の選択肢の一つとして行っています。