看護部
看護部では、医師や支援員、セラピストなどを含めた専門スタッフと連携しながら、一人ひとりのわずかな仕草や、ささやかな変化から患者さんの様態を把握し、一生懸命その患者さんのことを考え続けるようにしています。
リハセンターは一般医療から高次脳機能障害、神経難病、身体不自由児、重度心身障害児(者)といった障害のある患者さんに幅広い支援ができる病院であり施設であります。
看護部では「利用者を中心に質の高い心あたたまる看護の提供を目指します」の理念のもと、患者・利用者に寄り添い、知識・技術の向上のみでなく言葉でのコミュニケーションが難しい方からのサインを見逃さないよう、手で触れ五感を働かせる感性を大事にして日々看護にあたっております。今年度からは地域医療にも重点を置き、各部門と共同し、利用者が安心して治療・訓練・療育が行え、次のステップへ進めるよう日々努力しております。
人材育成では一人一人に合った教育プランを立て、焦らずに確実に知識・技術を身に着けていただけるよう環境づくりに努めています。常に笑顔で患者さんに満足していただける看護が提供できる職場で、皆さんが働き続けられるように、支えていきたいと思っています。
看護部長
藤井 奈々美
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外来
身体が不自由な方がご利用しやすいよう、正面玄関と整形外科外来の待合室後方に、約20台の車椅子を設置し、廊下も広い設計になっています。「外来は当リハセンターの窓口であり、地域との接点」であることを看護師一人ひとりが十分自覚し、利用して下さる方々一人一人に満足していただけるサービスを提供することを心がけております。
また、患者さんの疾患や障害の特質に配慮し、地域医療連携室、更生相談所等と連携し、医療費の公費負担制度や施設利用などを始めとする社会保障制度利用の情報提供に努めています。どうぞお気軽にお声かけ下さい。 -
手術室
当リハセンターでは、手術室の看護師は外来も担当していますので、患者さんの診療の流れを医師とともに把握しながら手術まで看護を行います。また年間1000例をこえる手術を行うため、それぞれの看護師が高度な技術を持って手術看護を行えるよう研鑽を積んでいます。
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医療センター1病棟(60床)
医療センター東棟の3階に位置し、整形外科、泌尿器科の主に手術を受けられる患者さんに対応しています。患者さんに安心して手術を受けていただき、安全で安楽な術後が送れるように、いつも笑顔で心温まる看護を実践しています。 より早く社会生活に戻れるように急性期からリハビリ期を過ごす病棟で、主に痛みを和らげること、運動機能を改善すること、残存能力を向上させることへの看護を行っています。
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医療センター2病棟(60床)
障害者施設等入院基本科の病棟で、主に重度の障害のある患者さんが入院し、手術後の筋力回復・神経難病・脳性麻痺・脊髄損傷のリハビリなどを行っています。 患者さんが安心して入院生活を送れるよう心あたたまる看護を実践しています。また、退院に向けては、家屋の調整・地域福祉との連携・各種福祉サービスの紹介などを行っています。
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医療センター3病棟(40床)
医療センターの3階に平成27年4月に開設した新病棟で、高次脳機能障害の患者さんのリハビリテーションを行っています。患者さんが安心できるリハビリテーションを提供できるように、安全面に配慮した設備が整っており、スタッフステーションはオープンカウンターとなっています。どこからでも声をかけやすい環境の中で自主的な生活ができるよう、コメディカルと協働しながら患者さんを支援しています。
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若草園病棟
本来なら家族に育まれつつ、家族という小集団から大集団の生活へと徐々に移っていく時期に、長期間家族と離れて生活を送る入園児。彼らの気持ちを十分考慮し、愛情を持って接すると同時に一人ひとりの園児の家庭背景や障害の把握に努め、他の専門スタッフと連携して、安全な環境の下で多面的な看護アプローチを行っています。
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若草療育園病棟
入園児(者)の健康レベルを守り、入園児(者)のわずかな変化・想いを読み取ることでQOLの向上を図るとともに、入園児(者)家族とのコミュニケーションを図っています。
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わかば療育園病棟
令和6年2月に移転してきました。
わかば療育園は、入所者及び地域の重症心身障害児・者に質の高い看護、療育の提供を目指し、多職種協働で支援を行っています。利用者の笑顔を引き出すかかわりを大切にし、日々研鑽しています。 -
教育体制について
看護師一人ひとりがより大きく育っていけるよう、新人研修はもちろん、それぞれの経験年数に応じた教育・研修を実施しています。
「看護教育の枠組み・指標」をご覧ください。