撮影検査と撮影機器について
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MRI(シーメンス MAGNETOM Aera)
(1)車椅子からの移動が可能
片麻痺や脊髄損傷など歩行困難な患者さんも多く、車椅子での移動が必須となります。 寝台高さ55㎝は車椅子とほぼ同じ高さとなり比較的移動がしやすいです。
(2)小さな圧迫感開口部が70cmと広く、筒も145cmと短いため、比較的小さな圧迫感です。
乳幼児検査の場合は、頭から全脊髄までの撮影を連続的に行えるため短時間で終了いたします。
またMRIから発せられる音を和らげるためヘッドホンから音楽を流し、リラックスして検査に臨んでいただけるよう配慮しています。 -
CT(Canon Aquilion RXL)
1分以内で撮影が終了。お子さまの検査で活躍。
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お子さまの検査について
お子さまのCT・MRI検査において、胸腹部撮影や短時間の静止が不可能な場合は、眠っていただくことが必要な場合があります。
そのため看護師や親御さまの協力で、前日の睡眠時間を極力短くして頂き、午前中は運動・遊びなどを行い、睡眠剤の使用を最小限に抑える努力をしています。 -
泌尿器科検査の対応
泌尿器科検査としては、二分脊椎、脊髄損傷の患者さんなどの神経因性膀胱障害、排尿障害の検査を多く行っています。
X線透視撮影台に直接、便座を取り付けることができるよう改良し、立位保持が困難な患者さんは、座位での検査ができるようにしています。
また、排尿時撮影という一瞬のタイミングを捉える検査のため、様々な工夫を行っています。 -
歯科への対応
患者さんが食事を摂る、噛む、飲み込む一連の流れ(摂食・咀嚼・燕下)、また誤燕有無の確認は食事指導を行う上で重要な検査であり、VF(透視下ビデオ撮影)を行っています。
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X線撮影装置
X線撮影装置はベットやストレッチャ-の上で撮影が可能となるよう装置の動作範囲を大きくし、極短時間撮影が可能となるような装置を導入しています。
また撮影時に、患者さんの介助のために技師の両手がふさがった場合、足元のスイッチでX線を出せるようメ-カ-に改良してもらっています。 -
X線骨密度測定装置
近年、高齢化社会にともない、骨折の原因となる骨粗鬆症への関心が高まっています。骨粗鬆症骨折の中でも大腿骨頚部骨折と胸椎・腰椎の椎体骨折は寝たきりの原因になります。
骨密度測定装置は、骨密度の減少を早期に発見し、骨折の原因となる骨粗鬆症の予防や適切な治療を行うことを目的として設置しています。 -
パノラマX線撮影装置
主に障害者歯科の撮影に使用しています。障害者歯科に来られる患者さんは脳性まひなどの様々な障害により、本人の意思と関係なく不随意に体が動いてしまったり、自分の痛みを訴えられなかったりするため撮影が困難です。一般の歯科医院では対応が困難な患者さんに、安全で、良質な治療の提供を目的として診療されていますが、12秒の撮影でも静止していることが難しく、放射線技師2名で対応し安全に配慮した撮影を心がけています。
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患者さん、ご家族の方へ(放射線科技師より)
我々放射線技師は、患者さんと接する時間は短いのですが、身体障害者施設に勤務する職員として、障害を持ちリハセンターに来られる方や、お子さまの両親の思いを察し、施設の放射線技師として何が出来るか日々考え、努力しています。
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撮影機器設置場所
設置場所 機種 メーカー 規格 取得年 2階 画像サーバー コニカミノルタ I-PACS FS H23 外科用イメージ シーメンス ジレモビール
compactH17 外科用イメージ GE BRIVO
OEC EssentialH28 CRシステム コニカミノルタ REGIUS110
CS-5H23 回診用X線装置 GE AMX-4 H8 1階 X線骨密度測定装置
CRシステムコニカミノルタ REGIUS210
CS-5,CS-7
C30,C50
AeroDR 1417HQH23 X線撮影装置 東芝メディカル KXO-80G H16 磁気共鳴断層撮影装置 シーメンス MAGNETOM
AeraH25 全身用X線CT診断装置 東芝メディカル Aquilion RXL H24 遠隔操作X線撮影装置 島津製作所 SONIALVISION
Safire17H24 X線骨密度測定装置 GE PRODIGY H24 パノラマX線撮影装置 朝日レントゲン Hyper-XF/CM H29 病棟 回診用X線装置 島津製作所 Mobile Art Evolution H26