歯科
当歯科は障害のある方を専門に診療する障害者歯科です。
障害者歯科は、脳性まひなどの様々な障害により、本人の意思と関係なく不随意に体が動いてしまったり、自分の痛みを訴えられなかったりする、一般の歯科医院では対応が困難な患者さんに、安全で良質な治療を提供することを目的としています。
また自身で上手に歯を磨けない方、口腔内の清潔さを保つことが出来ない方にも、定期的に歯科的健康管理を行い、口腔ケアのアドバイスを家族の方へ行っています。
じっと座っていられなかったり、口をあけていられなかったりしても、介助のスタッフや器具が整備されておりますので安心して御来院下さい。
リハセンター各施設へ入院中の乳幼児や患者さんの場合は、スタッフ間で障害の病状を共有し指導にあたっております。
3~6ヶ月ごとに定期的な歯の健康チェックと保健指導、予防処置を受けることをおすすめしています。すでに10年以上にわたって定期的に受診され歯科的な健康維持をされている方もいらっしゃいます。
当歯科では以下の安全対策を講じています。3~6ヶ月ごとに定期的な歯の健康チェックと保健指導、予防処置を受けることをおすすめしています。すでに10年以上にわたって定期的に受診され歯科的な健康維持をされている方もいらっしゃいます。
- 緊急時には当院の医科医師・歯科医師が連携して対応します。
- 緊急時における対策として以下の機器を設置し、対応しています。
・AED(自動体外式除細動器) - 院内感染予防対策として、患者さんごとに使用器具を交換するために、以下の機器を使用し洗浄・滅菌処理を行っています。
・サーボクレーブ - 以下の歯科用吸引装置を設置し、診療中に発生する診療室内の飛沫粉塵の吸引を行っています。
・飛沫粉塵吸引装置 - その他、医療法に基づく医療安全管理体制を整えています。
歯科医長より
学生の頃、障害者のある方の口の中を初めて診たとき、何とかしてさしあげることができないものかなと思ったのがこの道へ進むきっかけでした。
同じ病名でも一人ひとり全く病状が違いますので、それを把握する努力は今も毎日続いています。本人が訴えることが出来ない場合、私たちが本人の訴えを読み取らなくてはいけないと思います。
虫歯や歯周病にならないように、誤嚥で肺炎を起こさないように、いつまでも食事をおいしく召し上がってもらえるように。
歯科医の望みはそこに尽きると思います。
歯科担当医師一覧
古胡真佐美
役職 | 診療部歯科医長 |
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専門分野 | 障害者歯科 |
認定・専門医 | 日本障害者歯科学会認定医 日本障害者歯科学会指導医 日本歯科大学 卒業昭和58年(日本歯科大学) |
出身大学 | 広島大学大学院歯学研究科歯学基礎系口腔生化学専攻 昭和62年修了(広島大学大学院) |